2か月ぶりの更新です![]()
今日は34GT-Rの修理例の紹介です。
サーキットでスポーツ走行中に操作を誤ってタイヤバリヤーにぶつけてしまいました。(余談ですが、サーキットでの事故は加入されている自動車保険の対応外になってしまいます。公道での安全運転はもちろん、サーキット内でも事故を起こさないように気をつけましょう。)
一見それほどのダメージはなさそうでしたが、ボンネットを開けてみると左側面をぶつけたのにヘッドライトのステーが左右とも折れてしまっています。
ぶつかった衝撃で折れてしまったか、あるいは、フロント部分が右へ振られてしまっている可能性があります。
計測をしながらの慎重な作業が必要になりそうです。
作業工程
フロント部分の計測をしてボディのズレなどを調べていきます。その後、車体を固定して衝撃を受けた力の入力方向などを考えながら引き作業をしてズレを修正していきます。
引ききれていなかったりするとドアとフェンダーの隙間が詰まっていたり、バンパーとライト及びフェンダーの隙間がずれていたりと、仕上がりを大きく左右する大事な作業です。
交換しないパネルの板金などを行い、下処理→マスキングといった順序で塗装へと工程は進んでいきます。
塗装はホコリやゴミが付かないように乾燥機能付きのパネルブース内で行われます。
新車の時の塗装の質感を再現するため、ガンの調整やエアーの圧力、ガンを動かすスピード、ガンとパネルとの距離など職人さんの経験をたよりに作業していきます。
ボディが塗り終わり、乾燥させている間にバンパーやサイドステップなどの塗装に入ります。
通常、樹脂系のパーツは色付きで配給されることが多いのですが、このGT-Rは「ニュルスペック」という限定仕様車の特別色なため全ての小物パーツを塗装する必要がありました。
また、ボンネットフードはカーボン製で表面にカーボンの目があるため修理してしまうとそのせっかくの目が消えてしまうので、塗装はせずに磨き作業でキズを落とすことになりました。